始動


EOS5DMarkⅡ EF70-200mm f/4L IS USM + EX EF×1.4Ⅱ [98mm F9 1/160 ISO100 +0.7EV]

たくさんの嬉しいコメントを頂戴いたしました(涙)
本当に本当に、心から嬉しいです。
中には御親戚の安否が分からない方もいらっしゃいます。
どうぞ、御無事である事を、私もお祈り申しあげます。

地震の翌日から、復興のためにも仕事を再開せねばならず
二日間、事務所には入らず、外での仕事をしておりましたが、
今日ようやく事務所に入り、仕事PC関係やNET環境を確認出来ました。
家の事、震災にあった親戚の事、仕事も進めねばなりませんが
何から手を付けて良いモノか、やるべき事の多さに、漠然とした
気持ちでいるのが、正直な今です。
近辺でも避難生活を余儀なくされ、帰る家も失った方も多いので
自宅に戻れ、電気、ガス、水道が限られているとは言え、これらが
使える事には、本当に感謝しております。
写真は地震、二日後のもの。
川そばに行く予定だったので、カメラに望遠も持って行きました。


ここは川。河口からは5~6kmの地点でしょうか。
波が立ってますが、川は右が上流で、左が下流。
右から左へ流れているのが川の流れなのですが、それに逆流している波。
海水です。
津波の余波か、潮位の変化が大きく、川の水も底が見えるまで水量が減った
かと思うと、音を立てて海水が川を逆流していきます。
この日はそれ程の潮位ではありませんでしたが、地震当日の津波の後が
土手上に残っており、その威力をまざまざと思い知りました。
写真には入れておりませんが、このそばに河口域から津波で押し上げられた
漁船が座礁しておりました。。。
テレビでも報道されているような、津波被害の真っ只中に直面して、そういった凄惨な
写真も撮っておりますが、親類含め、あまりに身近な顔見知りの方々の直面されている
姿であり、現像する気も沸いて来ません。
後から知りましたが、海中に転落している車の写真を撮ってたのですが、その中には
取り残されて、お亡くなりになった方が居たという事も。。。
家が残り、ライフラインが使える現状の私は幸せです。
避難生活されている方の苦痛は、想像を絶するものです。
私の現状は、食料は保存していたものがあり、来週いっぱいは何とかなります。
店舗も電気が回復し、在庫品のみで制限はありますが、幾分かは買える状況。
水道も使えております。
電気も使えますが、一か所に家族で身を寄せ合い、一つの電灯だけ点けております。
灯油は石油タンクに入っているのみ。
これが無くなると、その後の供給再会は見通しが付いておりません。
ガソリンも半分のみ。
プロパンガスなので、ガス使えてますが、これも残り5kg程でしょうか。
都市ガスを利用している家庭は、供給がストップしております。
これは私のみでなく、家が残った人全てが、こういう状況でした。
避難所では、灯油が乏しく、寒い体育館などで、身を寄せ合って暖を
とっているようです。
震災の渦中に居ると、今の状況や、地震の規模や津波、物流など
本当に何も分からず、暗闇と寒さに震えながら不安になるのだと知りました。
情報の大切さを改めて知った今回でもあります。
夜になると電池類も勿体無いので、昨日からは出掛ける事をやめました。
知人、親類もとりあえずの生きるスペースがある事を確認出来た事もあります。
仕事もしなければなりませんが、手を付ける気力も出ず、日記のようにこれを
したためておりました。
NETで震災の情報を見ておりますが、日本中で支援の声があがり
節制の協力を惜しまない声を聞き、感動に胸が震えます。
これから先の事は暗中模索ですが、それよりも今現在、避難生活で御苦労されている方々の
多さ、家族の安否が未だ分からない方も多いようで、心が痛みます。
余震の有感地震も、数限りなく続いております。
そんな中、写真の水鳥を只じっと見ていたら、もやもやとした不安の渦が消え
幾分、平常になったように感じております。
自然災害は怖いものですが、自然、その中に生きる動物達はやはり良いですね。
焦らずに、ゆっくりと、写真を撮れる時間を取り戻したいと思います。
コメントバックは、身辺少し落ち付いたらお返ししたいと思います。
頂き放しであります事、心よりお詫び申し上げます。

bluem

4 thoughts on “始動

  1. ナイス兄貴

    こんばんは。
    恐ろしい体験をされて写真を撮る余裕など無いと思っておりました。
    でもこうして撮影されている所を拝見し安心いたしました。
    なんの被害も無い遠い沖縄からですが、早い復旧・復興を心より願っております。
    大変でしょうから個別の返信など無視して下さいね (^^
    しかし川もとんでもない流れになっているんですね。
    恐ろしい事です。

  2. Jerry

    川の逆流の様子がよくわかります。
    あらためて自然の脅威を感じますね。
    凄惨な写真は現像もしたくないお気持ちはご察しいたします。
    私も見たいものではありません。
    bluemさんも含めてご家族の心のケアがこれからは必要だと思います。
    お大事になさってください。

  3. bluem

    ■ナイス兄貴さん
    今日は18時までは、会社でデスクワークをするので、コメント
    拝見出来ました。
    心温まる言葉に、胸がいっぱいになります。
    震災の前に、仕事で使う写真を撮っておりまして、終わって帰社途中での
    地震でした。
    40Dに広角ズームを付けてたのですが、翌日もそれをそのまま持ち歩いて
    おりましたです。
    報道写真で瓦礫を前に立ちすくむ人々の姿など、まさにそんな写真も撮りましたが
    記事のように、とても見返す事も現像する気にもなれず、そのままフォルダーで
    HDDに保存しました。いつの日か、教訓に見返す事になるのでしょうか。
    衣食住の殆どが節制しながらですが、生きていける状態です。
    ただガソリン、灯油など燃料不足が東北一帯で深刻になっております。
    報道でも目途が立たないとの記事を目にし、生産活動の全てが止まるかもしれませんね。
    物資の輸送経路も見いだせないとの事でした。
    原発も非常に怖い状況ですね。。。
    それでも前を向いて進むのみです(^^

  4. bluem

    ■Jerryさん
    ここは白鳥や鴨類、夏はサギも撮ってる場所でしたが
    これまでこんな風に海水が上がって来る光景は見た事がありませんでした。
    前日(地震の翌日)の昼も、この場所に来てたのですが、川底が見えてる
    状況なので、いろんな種類の鳥が集まり、川底をつついて餌を摂ってたんです!
    なので、鳥の写真を撮ろうと翌日カメラを持って仕事に来ました。
    写真はやはり気持ちや精神が出ますね。。。
    飛びモノも狙いましたが、まったくダメ写真ばかりでした(>_<)
    本当にお気遣い、ありがとう御座います。
    心より御礼申しあげます。
    ちなみに子供達は、学校が休めているし、外にも出せないので、
    エネルギー有り余ってる感じです(^^
    そんな事もあり、辛い中に笑顔も出てくる事に、感謝しております。

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