生息範囲


EOS5DMarkⅡ EF70-200mm f/4L IS USM + EX EF×1.4Ⅱ [280mm F8 1/200 ISO1000 ±0EV]

リスにメロメロです(^^
冬の間の恋の季節も終わり、いつもの単独行動に戻ったので
複数を一度に見る事が出来なく、林に行っても会えない事が多いこの頃。
それでも時間を作っては、コツコツと生息範囲を調べておりました(^^
朝も10時を過ぎると巣に戻るのか、出会う事も少ないので
出勤前、朝5時に起きて5時半には林に行ってます。
姿は見えなくても、松の木の上で「カリカリカリ」と
松ぼっくりを齧る音が聞こえ、パラパラと落ちてくる
食べカスを見るだけでも、嬉しくなります(^^


20110324-101534-5395.jpg
EOS40D EF100mm f/2.8L Macro IS USM [100mm F4.5 1/50 ISO100 ±0EV]

これが通称「エビフライ」と呼ばれる
リスによる松ボックリの食痕。
これがあるとリスが居る事になるのですが、ポイントは
新しいものと古いものとを見分ける事。
それと木の上で食べてるので、木の幹の途中に引っ掛かって
いるものは新しいです。
これを手掛かりに、この3ヵ月間、林を探索した結果がこれです。
生息範囲
「いつもの林」とは言ってましたが、如何に狭いエリアに
リスが住んでいるかが、お分かりになると思います。
リス1頭のテリトリーは10ヘクタール程だそうで、これは
正方形にすると、一辺316m。
見づらいですが、地図の左下に247mの数字が見えますが
それで見当しても、とてもそんな面積が無いと分かります。

20110324-094004-2426.jpg
EOS5DMarkⅡ EF70-200mm f/4L IS USM + EX EF×1.4Ⅱ [280mm F8 1/320 ISO1000 ±0EV]

地図中央の赤の「メス+巣」というのがコレ。
巣としては見付けたのは2個目ですが、先日のお腹が大きいメスが
この巣に入ったのをみてたので、多分ここで子供を産むのだと思います(^^
それで気付いたのが、子供が産まれて成長し、巣立ったにしても
ここでは生きていけるスペースが無い事。。。
右端の移動可能と書いた矢印も、道路沿いに残された
松の木を伝って、1KM以上離れた松林に繋がってるだけ。
テリトリーを分け合って、ここで生きていくにしても
子孫を残すためには、近親相姦となってしまう事。。。
でも私がリスの存在に気付く前から、ここで生活しているのですから
子孫を残しながら今に至ってる事も事実。
大切に、大切に、そっと見守っていきたいと思います(^^
この一年を掛けて地図中の未探査地域と、地図にない南側の残された
松林を探索しようと思います。
とりあえず、中間報告でした(^^

8 thoughts on “生息範囲

  1. Jerry

    こんにちは。
    誰が名づけたのか、エビフライは的を射てますね~!
    リスさん調査隊、お疲れ様です(^^
    1等のテリトリーが10ha、これって結構広いようにも思われますが・・・
    10haにつき1頭しか住めないわけじゃなくて、移動する生活範囲が10haなんでしょうね。
    いずれにしても、広大な自然林というわけではなさそうなので、住み心地はどうなんでしょう?
    まずは、無事に出産ができるといいですね(^^

  2. bluem

    ■Jerryさん
    エビフライ。。。私もそう思います!
    小型エビフライその物の形なので、これも可愛いです(^^
    リスも常に会える訳じゃないので、地図の様に狭いエリア。
    歩き廻ったり、見掛けたりする範囲をプロットしてたら、こうなりました。
    >>10haにつき1頭しか住めないわけじゃなくて、移動する生活範囲が10haなんでしょうね。
    そう思います!多分、リス同士で重複してる部分もある筈なので、生活範囲なんでしょうね。
    メッチャ敏捷で、木の上を枝から枝へ伝って行くので、100mなんて、あっという間です(^^
    幸いにして、近所の散歩コース程度なので、そんな大勢の人が歩き廻ってる場所ではありませんが
    リスにしては、住みにくいと想像してます。。。
    私みたいなカメラマンも居るし(^^
    5月の連休明けか中旬に子供が巣から出てくると思うので、小さな子リスは激写したいです!
    ホント、無事に産まれてくる事を願ってます(^^

  3. ナイス兄貴

    こんにちは。
    扉のリス、可愛い~~~ キュートでございますね~♪
    これはマジでやられるな~ (^^
    2枚目、一瞬みの虫かと思いましたw
    これがエビフライなんですね~
    生息域の調査、こうして見ると離れ島になっているのですね。
    移動可能って所は距離が短いだけの草原とかでしょうか?
    狭い範囲で子孫を増やすのは大変っぽいのですが、自然淘汰もあるんでしょうね。
    どこかもっと広い安全な所に移住させたくなりますね~
    あっ そうすると撮れなくなっちゃうか~

  4. bluem

    ■ナイス兄貴さん
    リスは、これまで撮った動物の中で、ダントツ№1の可愛さです!
    2位が、ファンキーモンキー三女ww
    なんちゃって(^^
    松ボックリの中に種があるのですが、それを食べるために
    こうして歯で剥いて食べてます。
    静かな時だと「カリカリカリカリ」と、齧ってる音が聞こえるんですよ(^^
    生息域は、完全に離れ島でした。
    「移動可能」は緑とオレンジが、6mのアスファルト道路で、青が
    人家の庭先です。
    リスのしっぽさんのトコでは、20mの芝生の上を走って横断してるので
    6mの距離は、簡単に移動してると思います。
    そのシーンは、未だ見ておりませんが(^^
    海岸線伝いに松林が残ってて、おそらくはマップにない、南側の
    方の林にも生息してると思うので、今年一年を掛けてじっくり観察したいです(^^
    お金があれば、ここの林を購入したいです!
    宝くじの神様、お願いしますぅ~(*^。^*)

  5. ナイス兄貴

    ファンキーモンキー三女が一位じゃないのですね (^^
    しかし松ぼっくりの中のタネなんて凄く小さいですよね。
    食べるものが少ないのかな~
    さっき気づいたのですが、FSIVのドローボードを使ったんですね~
    気づくの遅い! (^^

  6. bluem

    ■ナイス兄貴さん
    三女はこの処、カメラ向けられるのを嫌がってました(T_T)
    表情が一番豊かなので、撮ってて楽しい被写体なので
    淋しいですぅ(>_<)
    リスは雑食性で、松ぼっくりの他に、栗やキノコや虫なども食べるようですし
    樹液が発酵したものも好んで食べるみたいです(^^
    ここは松が主体で、松ぼっくりはいっぱいあるので、主食なんでしょうね。
    特に冬は、キノコや虫も居ないので、松ぼっくりの種だけ食べてるかもしれません。
    今度、クルミを差し入れしようかな(^^
    エクセルでプロットしてたのですが、FSIVで遊んでみました(^^
    やはりこれは、使えるソフトですね。

  7. sakiko

    りすのフィールド調査、しっかりされていますね。さすがです。
    1枚目の写真、あんなかわいい顔で見つめられると、今は、なんだか、泣きそうです…。
    すてきな写真を見せてくださりありがとうございます。

  8. bluem

    ■sakikoさん
    狭いエリアで、毎週通ってるので、自然に分かってきた感もありますが
    地図をプロットしながら、その後の確認で全6頭が、ここの地区で生活しておりました!
    とても狭いエリアですが、幸いにして松が主体で、食料は年中確保出来るので
    それで生きていけてるようです(^^
    場所によっては松だけの所と、栗と松がある処もあるので、今度栗を拾って
    差し入れてあげようかと思ってました。
    メスのトコ(赤ゾーン)とブルーゾーンに、栗がないんですよね。
    私も自分の子供やリスなどの野生動物を見ていて、勇気が湧いてきた所が
    あります(^^
    3週間ぶりに会ったときは、私も涙しました。
    本当に健気で可愛くて。。。
    震災の事もありますが、何も悪い事をしていない彼らの生息域を奪う
    人間の一員としても、彼らに見つめられると、逆に何か大きな慈愛の目で
    見つめられてるように感じますよね(^^

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